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オクトパス600 プロセット
視野計
自動視野計オクトパス600 早期診断と、標準的な静的視野測定を1つの機器で
我が国の失明原因の第一位であり、年々進む高齢化によって今後も大幅な増加が予想される緑内障。この緑内障の治療に一番有効なのは、早期発見と適切な治療、そして長期的な患者さまのフォローアップです。 オクトパス600は、TFTモニタで刺激と背景を作成する新しい視野測定技術を導入しました。これにより、キューポラベースまたは投影タイプの視野計では不可能であったパルサーなどの複雑な刺激を呈示することができます。 緑内障の早期検出のためのPulsar視野測定と、長期フォローアップのための標準的なwhite-on-white視野測定を1台に搭載できたことで、限られた診療スペースにうれしいコンパクトなサイズであるだけでなく、優れたユーザビリティと検査時間の短縮によって患者さまのフォローアップ視野検査の受診率まで向上させます。
■Pulsar視野測定 早期緑内障の検出を容易に
■white-on-white視野測定 長期フォローアップのために
■エルゴノミクスデザイン
十分なスペースと調節可能なヘッドレストにより、検査を受ける患者は、自身の眼鏡を使用することができます。側面シールドは、患者の注意がそらされることを防止します。また新設計のレスポンスボタンは患者の手にフィットし、操作性が向上しています。
■マグネット式矯正レンズ
マグネット式で容易に取り付け可能な矯正レンズは、本体両側に-8~+4dptの球面矯正用検査レンズを設置することができ、患者の位置調整が容易となります。また本体内部には、+3.25dptの老眼矯正用レンズを搭載しており、年齢による補正は不要です。
■設置場所を選びません
オクトパス600は、コンパクトな設計により、最小限のスペースに設置することができます。さらに、ファンやモータのない静音動作により、検査室の任意の場所に設置することができる視野計です。
生理学に基づいたプログラム
32パターンのような一般的なプログラムに加え、オクトパスの標準として生理学に基づく検査パターンであるG2パターンを採用しています。 このオクトパス標準プログラムでは、中心部で視標の密度を高めることで、一般的な32パターンでは見落としやすい傍中心暗点の検出を可能にします。G2パターンの検査位置は神経繊維束に沿って分布し、機能所見と構造所見の結び付きを充分に評価できます。
■主なプログラム
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G1(緑内障検査)
G2測定点配置(30°内)
過去のデータベースをもとに1987年Dr.フラマーによって開発されたもので、神経線維層を追跡し、黄斑部への高い分解能で傍中心暗点を捉えることができる緑内障診断用プログラムです。早期緑内障の検出から一般的な視野検査まで、より短時間で精度の高い検査結果が得られます。
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M2(黄斑部検査) (W/Wのみ)
神経性疾患や黄斑部周辺に疾患を有する患者において、中心窩とその周辺部の視野欠損の検査に用います。また、HFAの10-2プログラム(W/Wのみ)も使用可能です。
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32(グリッドパターン検査)
このプログラムはX-Y軸を挟んで6度間隔のグリッドに測定点が配置されています。また、HFAの24-2プログラム(W/Wのみ)も使用可能です。
■測定方法
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Pulsar視野測定
Pulsar視野測定は、迅速かつ容易な視野計測方法であり、早期緑内障性の視野欠損の検出に関してSAPよりも感度が高いことが示されています。
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明度識別視野(W/W)
一般的に広く普及している、白色背景に白色視標を呈示し、視感度を求めるスタンダードな視野測定方法です。
■ストラテジー
- TOPストラテジーは、検査時間をDynamicストラテジーの6~8分、Normalストラテジーの10~12分と比較して最大約80%短縮する最も高速な閾値検査です。TOPアルゴリズムは、隣接部位における閾値の相関性を考慮した体系的な方法です。Pulsar視野測定は、TOPストラテジーのみを使用するため、G2Pプログラム(緑内障、59箇所の検査部位、中央30°)は、2~4分以内に完了することができます。
プリントアウト
Octopus 7-in-1プリントアウトで視野評価が容易になります。
- ベビエカーブはむやみにボタンを押す患者(過剰応答)を明らかにするとともに、全体的な視野欠損と局所欠損を分離します。
- グローバルインデックスは欠損を定量化して視野の分類を可能にします。
- 確率グラフと比較グラフを利用すれば、Hodapp-Parrish-Anderson基準に従って視野を分類することができます。
視野測定データ統計解析ソフトEye Suite™ Perimetry
Eye Suite™ Perimetryはグラフィック表示を多用することで医師には直感的に、患者への説明を容易にする高性能ツールです。 高い分析力と多様な解析で、視野進行度の定量的な評価を表示。 スムーズに測定結果を手元に呼び出せ、患者さんの理解促進にも繋がります。
- 両眼全体の進行度や領域の進行度を計算し内容が直感的に分かる形で表示します。
- ひと目で分かる独自の方法で構造と機能を結び付け、構造所見との直接比較を可能にします。
- 解析データを手元の画面に表示するため、余分なプリントアウトを削減できます。
- HFAでの検査結果のデータをインポート可能なので、Eye Suite™ Perimetryに簡単に移行することができます。 (別途PC必要・Windows® 7に対応しています。)
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ユーザーにあったプリントアウトの選択が可能
使い方に合わせてお好みのプリントアウトとディスプレイモードを選択できます。
- 1枚に4種類の表示を自由に構成可能な4-in-1印刷とシリーズ印刷。
- Octopus 7-in-1(カラーまたはモノクロ)、HFA形式の単一視野印刷。
- 3ディスプレイモード : Octopus、Peridata、HFA形式。
内容が直感的につかめるグラフィカルな検査結果
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ひと目で分かるオーバービュー
視野解析はオーバービューを得ることから始まります。Eye Suite™ Perimetryは、患者眼の変化を表示し解析できるように画面上にグラフィカルなインターフェースをサポートしています。
- 常に両眼を完全な画像で確認できます。
- 検査内容の選択/解除がマウスをクリックするだけで簡単に切り替えられます。
- 信頼性の低い視野データを簡単に取り除いてより有意義な結果を得られます。
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直感的に把握できるカラーコード
カラーコードにより何らかの変化のある患者データを見直すだけで済み時間を有効に使えます。赤色のカラーコードが表示されたときはさらに詳細な検査を進めてください。
- 上を向いた緑色のアイコンは回復を示しています。
- ひし形の黄色のアイコンは変動の増大を示しており、変化が近いしるしです。
- 下を向いた赤色のアイコンは重大な悪化を示しています。
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最先端の緑内障視野進行解析が容易に
Slope 2.0dB/Year (p<0.5%)
赤色のアイコンで重大な悪化が認められたときは、さらに詳細な検査で診断を行ってください。
- 国際緑内障学会に推奨される確率水準など、1年進行度をdB単位で算出。
- 正常範囲(灰色の帯域)と、15dB(視覚障害)と25dB(多くの場合、法的盲と見なされる)のラインの表示。
- 全視野の時系列と選択した視野域の傾向性から、著しい変化の特定と事象前後の比較が可能。
高い分析力と多様な解析を簡単操作でスムーズに実現
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構造と機能の相関を評価できるポーラダイアグラム
構造所見を機能所見に結び付けて評価することは緑内障の発症と進行を判断する上で重要なポイントです。
- Octopus Polar Graph表示で構造と機能の相関性を評価できます。
- 神経線維層の欠損部位や不良部位の特定が容易に行えます。
局所欠損は赤色のラインで表示され、神経線維にそってマリオット盲点へ投射されます。構造所見との直接比較では局所欠損部の投射が垂直に反転射されるようになっています。
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業界初のインテリジェント・クラスター解析
クラスター解析は、高感度かつ高い特異度を兼ね備えています。
- 検査部位が神経線維層に沿ってグループ分け(クラスター化)されるため、鼻側階段や黄斑部などの重要な領域の変化をより確実に分析できます。
- 補正・非補正の確率/欠損部プロットで有意な偏差が強調表示されます。
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指先操作でトレンド解析
手元のコンピュータ画面上でそのままトレンド解析を行え、多彩なグラフを活用出来ます。
- 指先操作の簡単なオーバービュー。
- 患者の変化を明確に映し出すアニメーションのようなムービー機能。
- Cluster Trend やPolar Trend(PLRA、Pointwise Linear Regression Analysis:点別線形回帰分析)などの 最新機能。
■仕様
オクトパス600 プロセット | |
---|---|
商品番号 | AU-600-P |
矯正レンズ(-8~+4dpt) | ● |
Cluster/Polar トレンド | ● |
Dynamic/Normal (W/W) | ● |
TOP(Pulser) | ● |
TOP(W/W) | ● |
リモート データベース | ● |
視標呈示方式 | TFT画面呈示 |
検査法 | ブラケッティング法 |
固視監視 | CMOS赤外線カメラ |
測定範囲 | 中心視野30° |
外形寸法 | W467×D508×H500mm |
重量 | 12.7kg |
電源電圧 | AC100V、50/60Hz |
消費電力 | 100W(待機時 3W) |
インターフェース | 4×USB 2.0 |
1×1000 Base-T(1Gbit) |
Pulsar | W/W | |
---|---|---|
視標カラー | 白色 | 白色 |
背景輝度 | 32cd/m2 | 10cd/m2 |
ダイナミックレンジ | 0~35src | 0~35dB |
視標サイズ | 5° | 0.43°(ゴールドマンⅢ)※ |
視標呈示時間 | 500ms(@10Hz Flicker) | 100ms |
プログラム | G2P、32P | G2、M2、32、24-2、10-2 |
ストラテジー | TOP | Normal/Dynamic/TOP |
※測定結果により変化することがあります。
■電動光学台
電源電圧 | AC100V、50/60Hz |
---|---|
消費電力 | 700W(うちコンセント内 400W) |
電源出力 | 1口(100V) |
外形寸法 | 足元 : W701×D450mm |
テーブルトップ : W650×D450mm | |
上下可動範囲 | 600mm~850mm |
重量 | 20kg |
オプションペリファインダー アイスイート/Peri Finder Eye Suite (別途PC※必要)
※Windows® 7に対応しています。
視野解析ソフト Eye Suite™ Perimetryがファイリングソフトと連動
Peri Finder Eye Suiteを使うと…
- Eye Suite™ Perimetryと既存のファイリングシステムソフトとの連携ができます。 ファイリングシステムソフトで表示されている特定患者のデータをIDリンクで即座にEye Suite™ Perimetryの同一患者に連携できます。
- ファイリングシステム上の患者情報または属性データの読込みができ、Eye Suite™ Perimetryに自動登録ができます。